早期退職したおじさんが起業して未経験で不動産の世界に飛び込みます。
そこで経験する悲喜こもごもとは。。。
開業しました。ただ何をもって開業なのかがしっくりきません。
東京都から「宅地建物取引業者免許証」を交付されました。
これで営業をすることが可能となりました。一応は開業です。
どのタイミングで開業と言えるのか
なぜ一応は開業なのかというと、この業界の性格なのか、
開業を巡ってもいろいろありまして、いったいどこで開業と言えるのかよくわからないのです。
東京都に宅建業者の免許を申請しました。
免許が出るまで70日という目安を示されたので、10月10日ぐらいかなと思っていました。
すると連休明けの9月24日にある業者から営業電話がかかってきました。
「免許、おめでとうございます! さっそくですが、○○はいかがですか?」
それは会社の電話にかかってきた初めての営業電話でした。
営業電話で知るという衝撃
ん。免許、おめでとうって言いましたか?
どういうことかその業者に聞いてみますと、
「まだ都から連絡のハガキは届いていないと思いますけど、
都のサイトに掲載されています」とのこと。
よくわからない営業電話は丁重にすぐ切りまして、都のサイトを見てみます。
宅建業者を検索する機能があるので、調べてみました。
すると確かに会社の名前があって、免許番号も掲載されています。
免許が出た日付は前週の金曜日になっていました。
油断していました。想定よりも20日も早い免許。
しかも営業電話でその事実を知るとは!
拍子抜けです。何の感動もありませんw
その日の午後、都からのハガキが届きました。
はい。免許が出たことは知っていますよ。
まだまだ手続きがあります
次にしなければならないのは、営業保証金の供託に関することです。
→詳しくは「不動産協会はどちらに? ハトかウサギか」
宅建協会に都からのハガキが届いたことを連絡すると、
10月最初の審査会で入会審査をして、10月10日に供託をするとのことです。
その証明書が連休明けの10月15日は届きますよとのことでした。
不動産会社は営業保証金を供託しなければならないのですが、
協会に加入すると、協会が何社分かまとめて供託をしてくれます。
その供託も無事に終わり、15日午後に供託をした証明書が届きました。
さあ、いよいよその証明書を持って都庁に向かいます。
証明書が届いてすぐに、都庁に向かいました。おなじみの第二庁舎3階、不動産業課です。
着いたのが午後4時ごろだったこともあってか、窓口はすいていました。
すぐに呼ばれて、窓口に書類を提出します。
すると、出てきました。「宅地建物取引業者免許証」です。
A4の厚紙に印刷されていました。
ついに「免許証」を手にしますが
窓口の方が「これで営業を始めて大丈夫です」と、たしかに言ってくださいました。
おおお、ついに営業開始のお墨付き。感動です。
思えば、この宅建業者免許を取るためにこの数ヶ月、いろいろありました。
ようやく免許証を手にしました。
帰ったらすぐに営業開始だ!と思ったものの、
その日はまずは祝杯ということで、飲みに行ってしまったのでした。
さて、営業はできるようになったのですが、
実はまだしなければならないことがあるのです。
さらに必要なものがあります
それは事務所の体裁を整えることです。宅建業法に定められています。
まず業者票という標識と報酬額を事務所に掲示しなければなりません。
業者票は不動産屋に行くと壁に掲示してある会社名や免許番号などを記したものです。
金色のボードに記されたものを見たことがあるのではないでしょうか。あれです。
報酬額は不動産業者が顧客から得られる手数料について書いているのですが、
字が小さすぎて、実際にこれを読む人がどれだけいるかは疑問ですw
でもきまりなので、事務所に掲示しなければなりません。
都からのハガキが届いてすぐに、ネットで見つけた業者に発注していました。
かつては金色のボードが主流だったようですが、今は流行りませんw
ちょっとけばけばしいですよね。
今は白のアクリル版に印刷してもらうのが多いようです。
業者票と報酬額を合わせて8,000円ほどでした。まあお値打ちでしょう。
さらに必要なのは従業者証明書や帳簿などです。
帳簿は取引ごとに詳細情報を記録します。保管期限も決まっています。
従業者証明書は社員証のようなものです。常時携帯が義務付けられています。
従業者証明書の用紙は宅建協会に入会すると、入会セットの中に入っています。
これに必要事項を記入してもいいのですが、なんかピンときません。
なので、用紙に即してCanvaで作ることにしました。
けっこうそれっぽいものができましたよ。
最後の準備として、玄関のドアに会社の看板をかけました。
かなり前から用意していたものですが、やっと看板をかけることができました。
→詳しくは「名刺と看板を発注します」
お仕事、お待ちしております
さあ、これですべての体裁が整いました。
とここまで読んでいただいて、
いったいどこが開業のタイミングだったのかわかりましたか?
実はボクにもよくわかりませんw
というわけで、営業活動ができるようになって、いわゆる開業です!
なのですが、肝心のホームページがありません。勉強することもまだまだあります。
そんな状況ですが、
お客さんにはいつ来ていただいても対応させていただきます!
どうぞよろしくお願いいたします。