住宅ローンアドバイザーになりました

開業まで

早期退職したおじさんが起業して未経験で不動産の世界に飛び込みます。
そこで経験する悲喜こもごもとは。。。
住宅ローンアドバイザーになりました。ビジネスに活かせるのでしょうか。


「住宅ローンアドバイザー」という資格があります。
金融機関など住宅金融の業界団体が実施している民間資格です。
住宅ローンの商品知識やリスクなどをアドバイスします。

そんな資格があること自体を知らなかったのですが、
開業準備を進めるなかで、知ることができました。
住宅ローンに詳しくなることは不動産業でも役に立ちそうです。

資格の取得までにすること

知ったのは春ごろだったのですが、
開業まで余裕があったので、取ってみようかなと思いました。
勉強して試験を受けて合格するという一般的な資格とは違って、
勉強して一定の知識を得れば認定されるみたいなものだとわかりました。

さっそく受講コースに申し込みました。23,000円ほどかかります。
テキストが1冊送られてきます。350ページほどありました。
内容はわかりやすく、字も大きめなので読みやすいです。
テキストだけではなく動画の視聴も必須になっています。
30分ほどの動画を合わせて20本近く見ることになりました。

内容は基礎的なことからです。
固定金利と変動金利の違いとそれぞれのリスク、
元利金等払いと元金金等払いのそれぞれの特徴、繰上返済のメリットなどなど。
なんとなく知ってはいたけど、
「そういうことだったのか」という学びがたくさんありました。

学習が進むと、住宅ローンの計算などもしていきます。
固定金利期間選択型の金利変更後の毎月返済額や、
繰上返済をした際に、どれだけ返済総額を減らせるかなどです。
今の時代、実際にはPCや金融電卓でサッと計算できますが、
仕組みを知っているのは大切だと思います。

試験というわけではなさそうです

これらの学習を終えると、7月下旬に効果測定という試験のようなものがあります。
その日も暑い日でした。会場は新宿、受講生は80人ほどいたと思います。
若い人たちが多く、住宅関連企業などの社員の方が
受験されているのかなというイメージです。
ただ空席が目立ちました。仕事の都合で来られない人が多いのだと思いました。

効果測定は50分。○か✖️かを答える正誤問題が50問と、
毎月の返済額や繰上返済の効果などの計算問題が7問でした。
テキストや電卓が持ち込み可なので、計算には電卓を使えます。
そして自信のない正誤問題はテキストを見ながら答えることもできます。
計算問題と聞くと難しそうですが、
公式みたいなものがあるのでそれほどでもないです。

問題数が多いので、時間はギリギリでした。
試験というよりは、学習の成果を示すというようなイメージです。
なので合格率(といっていいのでしょうか?)も8割ほどあるようです。
まあお金を払ってちゃんと勉強すれば取れる資格ということになります。

結果は1ヵ月後ぐらいでした。
合格者の受講番号が専用サイトに掲載されるので、確認しました。
番号はありました。よかったです。
しばらくすると郵便でも合格通知が送られてきました。

この資格でできること

そして運営している協会に登録料11,000円を支払うと
晴れて「住宅ローンアドバイザー」となることができます。
ちなみに登録は3年更新です。
顔写真入りの登録者証がしばらくすると届きます。

さて、この資格があると何ができるかですが、
特段の専門業務があるわけではありません。
お客さんとお話しをする際にいっそうの安心感を提供できることが
最大のメリットだと思います。

とはいえ、学習や資格取得後の情報アップデート等を通じて、
「住宅ローンのプロ」として業務に向かうことができます。
こらからのビジネスに活かしていきたいです。
受講料と登録料をムダにしないためにも。。

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