業者免許を申請しました

開業まで

早期退職したおじさんが起業して未経験で不動産の世界に飛び込みます。
そこで経験する悲喜こもごもとは。。。
宅建業者の免許申請に再びトライしました。リベンジは成功したのでしょうか。


退職した翌日の8月1日、さっそく東京都庁に向かいました。
宅建業者の免許申請に再トライするためです。

免許申請に再トライ

この日、「専任の宅建士」に正式に就任しました。

前回の免許申請時はまだ前の会社の社員だったので、
「専任の宅建士」としての資格がありませんでした。
そのため免許申請ができなかったのですが、今回はようやく最後のピースがそろいました。
 →前回の申請についてはこちらの記事。「業者免許の申請ができませんでした」

前回のトライから約1ヵ月半。
気づけばあっというまでしたけど、けっこう長い日々でした。

都庁の受付システムにも慣れてきました。
第二庁舎3階の不動産業課の窓口にスムーズに向かいます。
午前9時半ごろでしたが、この日の受付の4番目でした。
すぐに順番がやってきました。

前回、指摘を受けていた写真も撮り直しました。
郵便受けに自宅も兼用だとわかるように姓名の表示をした写真、
それと事務所ドアの看板のアップの写真です。

また事務所内の写真も撮り直しました。
実は前回は届いていなかった新しいオフィス家具が届いたので、
その書類用キャビネットを設置したようすを取り直したのです。

他の書類の日付等も必要箇所を訂正しました。
そしてなんといっても「経歴書」に「専任の宅建士」の就任を記入しています。

係の方が丁寧にチェックしてくださいます。
特に新たな指摘もなく、ひっかかる箇所もなく、5分ほどで終了しました。
なんと、あっけない。

ここで申請の手数料3万3,000円が必要となります。
納付証明を販売する自動販売機が近くにあります。
ラーメン店の食券販売機のようなイメージです。
そこで3万3,000円を支払い、納付証明をゲットして、
窓口で書類に貼って完了しました。

申請書類はA4で計32枚の束になりました。
今はあまり見かけない黒いとじ紐でまとめます。そういう指示なんです。
これを正副2部準備していき、正の1部を提出。
副の1部には受付印をもらって控えとして自分で保管します。

この時に「受付票」というものを交付されるのですが、
そこに免許が出るまでの期間の目安が表記されています。
見てみると、60日という表記が手書きの二重線で消されて、70日となっていました。

免許が出るまでが遠い

え、70日! 70日ですか。
2ヵ月はかかると聞いていたのですが、さらに10日プラスされていてビックリです。
まさか職員のみなさんが夏休みなので時間が余分にかかるなんてことはないですよね。

しかし、こればかりはどうしようもありません。
10月になったら営業を始められるかなと思っていたのですが、
早くても10月10日以降になることが確定しました。

けっこうショックでした。

ちなみに70日後に免許が出たからといって、すぐに営業開始とはいきません。
万が一の時に備えるお金の対応をしないと開業できないのが、この業界の規則です。

その方法には2つあります。
一つは営業保証金1,000万円の供託、
もう一つが宅建協会に加入し分担金60万円を支払う。この2択です。
 →これについてはこちら記事をご参照ください。「不動産協会はどちらに?ハトかウサギか」

宅建協会に入会します

選ぶのはもちろん60万円のほうです。
というわけで都庁を後にして、
その足で同じ西新宿にある東京都宅地建物取引業協会(ハトの方です)に向かいました。

新規の免許申請と宅建協会入会の申し込みはセットになっているようで、
みなさんだいたい同じ日にハシゴしているようです。

宅建協会のオフィスに着くと、都庁の隣の窓口にいた女性もいらっしゃいました。
この女性、30代半ばぐらいだったのですが、
どうやら同じように新規の免許申請だったようで、この方もハシゴをしていました。

同じタイミングでの開業を目指しているということになりますね。
ライバルというよりは、一緒にがんばりましょうとエールを送りたい感じです。
この方とお話しするチャンスはありませんでしたけどw

事前に入会申し込みのアポイントを取っていて、書類も準備してきていたので、
手続きはスムーズに進んでいきます。

入会にあたっては、なんといっても重要な分担金60万円のほかにも
関連団体を含めた入会金や年会費も合わせて支払うので、
総計で130万円ほどになりました。

支払いは後日、クレジットカードのネット決済で支払うことにしました。
免許が出る2週間前ぐらいに協会の審査会で入会が正式に決定する流れとのことです。
また協会のメンバー(先輩の不動産業者)2〜3人による
事務所訪問が9月末ごろにあるとのことでした。

ただ事務所訪問といっても、厳しいチェックをするというわけではなく、
先輩方が業界についていろいろと教えてくれるような感じとのことです。
いい機会なので、ちゃんとごあいさつして、
集客の方法などについてお聞きできればと思っています。

開業への確かな1歩

この後の流れを教えてもらいました。
東京都の免許が出たら、宅建協会が分担金を供託します。
その供託したという証明書を都に持っていくと、ようやく「免許証」の交付です。
なんだかんだで営業開始は10月半ばすぎになりそうですね。

ともあれこれでなんとか開業への確かな1歩を踏み出すことができました。
営業開始まで2ヵ月半ほど、準備を着々と進めましょう。



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