早期退職したおじさんが起業して未経験で不動産の世界に飛び込みます。
そこで経験する悲喜こもごもとは。。。
今回は不動産の資格についてです。不動産業の4資格とは。
不動産業の資格としてもっともよく知られているのは
宅地建物取引士、いわゆる宅建士です。
不動産業では必須といえる国家資格で、
重要事項の説明など宅建士にしかできない業務もあります。
また不動産業者は宅建業に従事する社員等の5人に1人以上の
「専任の宅建士」の設置が義務付けられています。
つまり宅建士の資格があれば、
1人でも不動産業を始めることができるということです。
ボクもそんなわけで宅建士を取ったので起業することができました。
不動産業の4資格
宅建士のほかにも不動産業で役立つ資格がいくつかあります。
中でも宅建士を含めて不動産の4資格といわれるものがあります。
ほかの3つは、
・賃貸不動産経営管理士
・マンション管理士
・管理業務主任者
賃貸不動産経営管理士を「チン管」、
マンション管理士を「マン管」なんて略す人もいるようですが、
なんだか笑っちゃいますね。
賃貸不動産経営管理士は、
賃貸住宅の管理業務についての専門の資格です。
もともとは業界内でのモラル向上などのための資格だったようですが、
不動産トラブル、特にサブリースをめぐるトラブルの増加を受けて、
正しい知識や倫理観を持つ専門家の必要性が高まって国家資格になりました。
ただ国家資格なのかどうかをめぐってはさまざまな意見があるようです。
まあ国家資格の定義がそもそもあいまいなのが、根底にはあると思うのですが。
いずれにしましても、マンションやアパートの管理業務が重要となるなかで、
必要性が近年特に高まっている資格と言われています。
と、書いてはいるものの、ボクはまだ開業を待つ身で、
業務経験がありません。実は実態を知らないのですが。。
きっと必要性は高まっています。
「チン管」取得を目指す
開業準備でリサーチをしていて、初めてこの資格を知りました。
国家資格になって間もないので、今はまだ取りやすい資格だと言われています。
そして今後は宅建士のように専門業務が設定されるのではないかとも言われていて、
取って損はない資格とも言われています。
なんか「言われていて」ばかりですが、
そんな言葉に影響されて、ボクも取得を目指してみることにしました。
ということで、今勉強中です。
試験は年1回、全50問の4肢択一式です。
業界団体が開催している講習を受講すると試験で5問免除になるという制度もあって、
お金は2万円ほどかかりますが、講習を受講することにもしました。
受講にあたっては1,000ページぐらいある分厚いテキスト(約4,000円)を
買うことが必須となります。しっかりした業界団体ですね。
講習は9月に1日かけて実施され、試験は11月です。
ホントは開業準備で忙しいはずなのですが、
毎日一定の時間を勉強にさいています。なんとか今年合格したいです。
残りの2つ、マンション管理士と管理業務主任者は
どちらもマンションの管理業務で重要な資格です。
マンション管理をしている会社では重宝されるようです。
詳細は知らないのですが、いつか取ってみたいなとは思っています。
資格はまだまだあります
これら不動産の4資格のほかにもまだまだ役立つ資格があります。
より専門的な資格としては、
・不動産鑑定士
・土地家屋調査士
この2つはさらに専門性が高く、試験もかなりの難関とされています。
この資格だけで独立開業ができます。きっと。
不動産業に直結するわけではないのですが、役立つものがあります。
・ファイナンシャルプランナー
・住宅ローンアドバイザー
・空家管理士など空き家関連の資格
・相続アドバイザーなど相続関連の資格 などなど
こうした資格もいろいろな場面でいきてくるはずなので、
余裕があればチャレンジしてみたいと思っています。
ただ会社を設立してみてあらためてわかったのですが、
資格だけでビジネスが成り立つわけではありません。当然です。
資格を活かしてどうビジネスを構築し、利益を生み出し、継続し、そして社会に貢献するか。
日々考え続けています。