「創業塾」を受講してみた

開業まで

早期退職したおじさんが起業して未経験で不動産の世界に飛び込みます。
そこで経験する悲喜こもごもとは。。。
区が主催する「創業塾」に参加しました。その中でもっとも参考になったこととは・・


東京・目黒区にすんでいるのですが、
目黒区が「実践めぐろ創業塾」という創業支援セミナーを
開催していることを知りました。

実は補助金や助成金のことを調べている時に
このセミナーを知ったのですが、
セミナーに参加すると融資の金利が優遇されるなど
メリットがいろいろありそうなのです。
(詳しくはのちほど)
タイミングもよかったので受講してみることにしました。

けっこう長丁場です

春と秋と冬に開催(年3回)されているようなのですが、
春の回がちょうどいいタイミングでした。
受講料はなんと無料です。
創業を目指す人や起業して間もない人が対象、
全2回のオンラインセミナーです。

1回目は6月1日(土)でした。
午後1時から5時半までのけっこう長丁場です。
昼食をすませて、PCの前で待機します。

時間がきてスタートです。
運営は東京都中小企業診断士協会が運営を受託していて
講師のみなさんは中小企業診断士さんたちでした。

受講者は70人余りで、これまでよりもかなり多いとのことでした。
全2回をフル参加しないと参加した証明書が出ないということで、
オンラインは全員顔出しで名前も表示するルールです。
顔ぶれをみると30代、40代の方が多いように見えます。

セミナーに参加するメリットとは

まずガイダンスなどの全体的な説明がありました。
この際に全過程修了者に発行される証明書の説明を受けました。
この証明書をもらうことのメリットは、
・法人設立の際の登録免許税の軽減
 (株式会社の場合だと15万円が7万5,000円と半額になります!)
・日本政策金融公庫の貸付や東京都の制度融資の金利優遇
・補助金や助成金の申請がしやすくなる などです。

目黒区以外でも同様な制度はあるような気がしますので、
起業を目指す方はお住まいの自治体の制度をぜひ調べてみてください。

実はこの株式会社設立の際の登録免許税の軽減にもっともひかれていたのですが、
申請時に受講した証明書がないとダメで、後からでは対応付加とのこと!
すでに会社を設立済みだったので、最大のメリットをなんと受けられずショックでした。。
7万5,000円は大きいですよね。大きいですよね。大きいです。

講義は進みます。
続いては創業の心構え。
いままでの経験や職歴、人脈などを洗い出してどう活かすか考えます。
そしてどのようなビジネスを作り上げたいのか根本的なことを深めます。

こうしたことはこれまでも考えてはいましたが、
体系的に考えることやあらためて自分を客観視することは
とてもいいことだと思います。

続いて、マーケティングや販路開拓などビジネスの基本を学びます。
内容は基本的なことなのだと思いますが、
これまできちんと学んだことがなかったので勉強になります。

グループワークはちょっとつらい

そして始まるのがグループワークです。
5人ほどのグループに分かれて、それぞれが目指すビジネスをプレゼンしていきます。
プレゼンを聞いて、思ったことや質問などを返すのですが、
これがけっこうきつかったですw
他人のビジネスにあまり興味がありませんし、
「それは違うんじゃない?」とかつっこむのも空気が読めていませんしw
だいたいみなさん無難に賛同するような言葉を交わしています。
こういう雰囲気が苦手なんです。

でもホントは苦手とか言っている場合ではなくて、
他人のビジネスを聞いて、そこに自分のビジネスチャンスを見出すぐらいの
心掛けが大切なんだと思います。きっと。

時間がきて、創業計画書の下書きのようなものをまとめるようにとの宿題がでて、
1回目は終了となりました。
けっこう濃密な4時間半でした。

2回目は約一月後の7月6日(土)でした。
この日も午後1時から5時半までの長丁場です。

この日は、
・会計の基礎
・資金繰りの考え方
・人材育成や組織づくり などでした。

あらためてですが、キャッシュの大切さというか、
資金繰りで行き詰まる黒字倒産というか、
ビジネスの経営の基礎を学ぶことができました。

こういうことをこの歳になって勉強する機会はなかなかないので、
意外と新鮮ですし、ためになります。

グループワークをエンジョイできるか

そしてこの日もグループワークです。
しかもメンバーをチェンジして2回もありました。

ただこの日は前回の反省をいかして、より前向きに臨んだためか、
かなり興味深く参加することができました。
他の人が考えるビジネスを聞くというのもたしかに勉強になります。

自分のビジネスについて他人に話すことは、
プレゼンの勉強になりますし、
足りないことに気づくこともできます。
いつか金融機関で融資をお願いする時に、
この経験がいきると思います。きっと。

驚いたのは、LINEのグループをつくろうと提案した人が現れたことです。
参加している70数人にチャット機能で呼びかける方がいたのです。
それに賛同する人がかなりいて、結局、受講者の半分ぐらいが参加していました。

その後、発起人の方がオフ会のようなものもしているようです。
こういう結びつきもあるんですね。呼びかけてくれた方には脱帽です。
ボクは年齢も年齢ですし、もともとそういうたちではないので積極的には参加しませんが。

学びは多い、そして見つめ直す

こうして参加してみた創業セミナーでしたが、学ぶことは多かったです。
融資の金利優遇などのメリットも重要ですが、
自分のビジネスについてあらためて考え直すきっかけになりました。



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